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にこののんびり雑記帳と斜めな本棚
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意志の弱い
平凡な人間たちだった

この夏流した涙は
もう二度と流すことは無いでしょう

人生は人を欺かないと
人生は一度も人を欺かなかったと



映画『黄色い涙』より



最近気になる嵐。
の5人が出ている映画。


『黄色い涙』


題名だけは聞いたことあったのだけれど
内容やらキャストやらは全く知らなくて。

よく見たら凄い豪華、色々と。
犬童さん監督だし!
香椎由宇ちゃん出てるし。田畑智子さんも。


犬童一心さんの名前を見た瞬間
ジョゼ虎やらメゾン・ド・ヒミコやらを走馬灯のように思い出し
黄色い涙、見る前に妙にわくわくしてしまった。


こういう、日常坦々とした感じの映画が好きなもので
のんびりと見ることが出来たのでした。
もう寧ろ眠たい・・・くらいのお話が好きなもので。


自由とは何ぞや。
今、就職について悩んでいる私にとっては
何だか他人事とは到底思えず。

のんびり見た割には、深く考え込んでしまったのでございます。

最後の最後に5人の現実を見た。

でも
それでも
4人とも楽しそうに話していた。

あの場面を見て、私も兎に角、やれることをやろうと思ったのでした。

今まで生きてきた経験上
きっと私はどんな状況でも幸せだと感じることが出来る
ような予感がしていたのだけれど。

この映画を見て、その予感が確信に変わったのでした。

「人生は人を欺かない」
この言葉、すごく素敵。
調べてみたらモンテルランという方のお言葉だそうで。
フランスの方です。
この言葉のおかげで物語り全体の雰囲気が決まったような、
そんな印象的な言葉でした。


あと印象に残ったのは二宮君のところ。
やっぱりこの人は演技がうまいんだろうなぁと改めて実感。
終盤、田畑さんとのシーン。

「ねえ。       駅まで送るよ。」

この「ねぇ」の言い方と、その後の間が絶妙。
この空白というか、間、ちゃんと意味がある。
このわずか数秒の空白に役者さんの凄さを見たような気がしたのでした。

そして田畑さんを駅に送る途中、相葉君の歌を聞いて
目を瞑り、二宮君が言い放った言葉たち。

「俺はね
もう少し自分の世界を大事にしたいんだ
漫画の世界を信じたいんだ
おかしいだろ
おかしいと思ってんだろ

君のだんなは編集者としては無能だよ
それが断った理由だよ、他には何も無い」

今まで4人でいたときには見せたことの無い表情、目、口調。
雰囲気がまるで変わった。

第一声を発する直前に息継ぎをしていたのだけれど。
息継ぎの見せ方が上手なのかしら。
上の台詞の中で、大きな息継ぎが聞こえたのは3回くらいで。
普通の呼吸の場合は息継ぎは聞こえないのです。

顔の表情がよく動く。
特に額。というか眉かしら。
一音一音、発する度に表情が変わって見えた。


気が付いたことはそんな感じ。


そして最後の最後、田畑さんがうっすら笑みを浮かべて
無言で立ち去るところ。


なんとも素敵な場面でございました。
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