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にこののんびり雑記帳と斜めな本棚
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乙一 『暗いところで待ち合わせ』

映画。
想像してたのよりずっと良かった。
田中麗奈ちゃんはお上手。

この本、乙一さんとの出会い本であり、乙一作品の中で一番のお気に入り。
映画化されると聞いてかなり不安だったけれども、ちゃんと見て良かった。

サスペンス的な要素も入っている作品だけれども
一番の見所はやはり、共同生活の過程でしょう。
原作を裏切らず、いい作品でありました。

シチューのシーンがやっぱりいいなぁ。
原作でも一番好きなシーン。
そして土鍋転落。
アキヒロくん、まじでよく取った。
あと、床にほっぽりだした野菜やら果物やら卵やらヨーグルトやら。何も言わずに静かに片付けてくれて、ほんと感謝。
ここら辺のシーンは何回見ても、何回読んでも落涙しそう。
何回見ても、何回読んでもニヤニヤ笑みがこぼれてしまう。

映画だと会話はほとんど無く、感情も表情から読み取るしかない。
でも小説だとミチルとアキヒロ、それぞれの目線で物語が進んでいくから
映画よりも感情があけっぴろげに表現されてる。
この所々で見受けられるあっけらかんとした感じが乙一っぽくて好きなのだ。
今置かれている状況に逆らわず、むしろ楽しんでるような感じ。

映画のほうが警戒心や緊張感といった張り詰めてる感が強い。
小説のほうは不器用さや可笑しさなど、可愛らしい感じが強い。
こんな印象を受けたのでした。

それにしても、若干ホラー入ってて驚いた。
井川遥さん、プラットホームから這い出てくる姿は
リングの貞子を彷彿とさせたよ。
本気で恐怖を感じたよ。
そして、貞子、一目散に逃げる。
恐怖の登場とは正反対な、間抜けな退場(^^;)
改札通るの避けて、ホームに隠れてたのは計画的で良かったのかもしれないけれど、
あの逃走ダッシュはなかなかのノープランだったね・・・。
かなり目立つような気がするよ。
とりあえず必死で逃げるしかなかったんだろうけれど。

・・・。困ったことに佐藤浩市さんが、響野にしか見えなかった・・・。
ギャングたちははまり役過ぎてたもの
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